谷崎潤一郎が1936年に発表した中編小説『猫と庄造と二人のをんな』のヒロイン猫。愛猫を巡る三角関係を描き、日本猫文学の古典として読み継がれています。
| 名前 | リリー(Lily) |
|---|---|
| 種別 | 欧州系・雌三毛猫(作中描写) |
| 性別 | メス |
| 登場作品 | 谷崎潤一郎『猫と庄造と二人のをんな』(1936年) |
| 初出 | 雑誌『改造』1936年1月号・7月号 |
| 単行本 | 1937年 創元社刊 |
| 映画化 | 1956年・1981年(計2回) |
| 作中舞台 | 兵庫県(芦屋・夙川付近) |
| 関連施設 | 芦屋市谷崎潤一郎記念館 |
| 公式URL | 芦屋市谷崎潤一郎記念館 公式 |
1936年(昭和11年)、雑誌『改造』1月号と7月号に発表された谷崎潤一郎の中編小説『猫と庄造と二人のをんな』に登場する雌三毛猫リリー。 単行本は1937年に創元社より刊行された。主人公の庄造が、前妻・品子と現妻・福子のあいだで揺れる三角関係の中心には、 庄造がどちらの妻より愛した猫リリーがいる──というのが物語の骨格である。
谷崎特有の官能的・耽美的な筆致で猫の魅力(しなやかな身体・気まぐれな仕草・喉鳴らし)を細密に描き、 日本文学における「猫もの」の代表作とされる。1956年と1981年に二度映画化されており、 「リリー」という猫の名前は猫文学の固有名詞として定着している。 作中の舞台が阪神間(芦屋・夙川付近)であることから、芦屋市谷崎潤一郎記念館で関連資料を閲覧することができる。