石巻港から沖合へ約16km。住民55名に対し猫が約140匹暮らす、日本の「猫島」を代表する島。漁師たちが養蚕の害獣ネズミ対策として持ち込み、後に大漁祈願の対象となった猫が、いまも島の風景を作っています。
| 所在地 | 宮城県石巻市田代浜 |
|---|---|
| 面積/周囲 | 約3.14㎢ / 約11.5km |
| 住民数 | 約55名(2024年現在、高齢者中心) |
| 猫の数 | 推定140匹前後(地域猫として管理) |
| アクセス | 石巻港中央発着所より網地島ライン「マーマレード号」で約45分(仁斗田港または大泊港着) |
| 宿泊 | 民宿数軒・キャンプ場「マンガアイランド」(要事前予約) |
| 船便 | 1日2〜3便。冬季・荒天時は欠航多し |
江戸時代、田代島では養蚕が盛んで、蚕を食害するネズミ対策として猫が重宝された。やがて漁業が中心となると、 猫は大漁祈願の対象として大切にされ、島の中央には「猫神社(美與利大明神)」が祀られるようになった。 島では犬を飼うことが伝統的にタブーとされ、これが猫が増えた背景の一つでもある。
2011年の東日本大震災では津波と地盤沈下で深刻な被害を受けたが、猫たちは住民とともに島に残り、 復興の象徴として国内外から注目を集めた。漫画家・石ノ森章太郎にちなむ「マンガアイランド」(猫型コテージ)は 震災後もボランティアの手で維持され、現在も貴重な観光資源となっている。
2024年3月23日に奄美大島で開催された第1回ねこのフォーラムでは、猫島・離島における猫と人の共生が議論されました。 田代島はその「成功例」として、また同時に「観光圧の課題」としてもしばしば言及されます。 第3回フォーラム(2026年6-7月予定)では、離島の地域猫管理の最新動向も取り上げる予定です。