完全室内飼い、ウェット中心、年2回の健診。トラさんとの21年間、続けてきたのはこの3つだけです。 長生きの秘訣を聞かれることが増えましたが、特別なことは何もしていません。だからこそ、こうして記録として残しておけば、誰かの暮らしの参考になるかもしれないと思い、投稿させていただきました。
食事──ウェット8:ドライ2の長期キープ
子猫の時から、ウェットフードを多めに混ぜる習慣を続けてきました。猫は本来あまり水を飲まない動物だと、近所の獣医師さんに教わったのがきっかけです。ウェット8、ドライ2くらいの比率で、20年以上ほぼ変えていません。療法食ではなく、一般食です。
銘柄は途中で何度か変わりました。同じものを長期間与え続けるよりも、定期的に切り替えたほうが食欲が落ちにくいというのが我が家の結論です(あくまで素人の感覚です)。
住環境──静かで、上下運動ができる場所
マンションの2LDKで、リビングにキャットタワー1本、寝室にも低めの棚を1つ。上下運動ができる場所を、いつでもアクセスできるように確保してきました。トラさんは今でも、ゆっくりですが日に2回はタワーを登ります。
夏は人間用のクーラーを27〜28度で常時運転、冬は床暖房とペット用ヒーターを併用。温度変化を少なくすることが、シニア猫には大事だと思っています。
- 年齢:21歳(2005年生まれ)
- 性別:オス(去勢済・1歳時)
- 体重:3.8kg(最盛期4.5kg → ゆるやかに減少中)
- 飼育環境:完全室内飼い、マンション2LDK
- 食事:ウェット8:ドライ2、療法食ではなく一般食
- 健診頻度:年2回(春・秋)
- 既往症:軽度の慢性腎臓病(17歳から、療法食ではなく食事の工夫で対応)、軽度の関節炎
- 毎日の習慣:朝のブラッシング、夜の歯磨きシート
健診──年2回、20年継続
動物病院との関係づくりが、結果的に一番大事だったかもしれません。同じ獣医師さんに20年診ていただいているおかげで、ちょっとした変化にも気づいてもらえます。 17歳の春の健診で軽度の腎臓病が見つかった時も、「療法食に切り替えるほどではない、ウェット中心の今の食事を続けて様子を見ましょう」と、わが家の歴史を踏まえた判断をしてくださいました。
21年経って思うこと
トラさんは今も毎朝、4時半になるとわたしの枕元に来て、ご飯を催促します。21年間、ほぼ変わらないルーティンです。最近は耳が少し遠くなり、目もうっすら白く濁ってきました。それでも、好物のささみのウェットを開けると、確実に駆け寄ってきます。
長寿の秘訣は、「特別なことをしない」のかもしれません。安定した環境、続けられる食事、信頼できる獣医師。この3つが揃っていれば、あとは猫自身の生命力に任せる──。それが、トラさんが21年かけて教えてくれたことです。
このレポートが、市民科学長寿猫DBの一頭分のデータとして、何かの研究の役に立てば嬉しいです。

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