伊予灘に浮かぶ周囲約4kmの小さな島。住民数名に対し猫が100匹超とされ「猫密度日本一」として国内外で話題となりました。一方で過密な猫の福祉と高齢住民の生活を守るため、現在は観光目的の上陸が事実上制限され、不妊去勢の徹底による頭数縮小が進められています。
| 所在地 | 愛媛県大洲市長浜町青島 |
|---|---|
| 面積/周囲 | 約0.49㎢ / 約4.0km |
| 住民数 | 約5名前後(2024年現在、超高齢) |
| 猫の数 | ピーク時推定200匹超 → 全頭不妊去勢により縮小傾向 |
| アクセス | 長浜港から青島への定期船あり。ただし観光目的の利用は制限中 |
| 訪問可否 | 現状、観光目的の訪問は控えるよう要請されている |
青島は愛媛県大洲市長浜町に属し、伊予灘に浮かぶ周囲約4kmの小さな島。最盛期の昭和20年代には人口900名超の 漁業集落だったが、過疎化と高齢化が極端に進み、現在の住民は数名程度。集落は港周辺に集中し、商店・自動販売機・ 宿泊施設・飲食店はない。本土側の長浜港から定期船で連絡する形をとってきたが、近年は航路自体の維持も 地元と支援団体の努力で続けられている状況にある。
青島の猫は、もともとネズミ駆除のため漁師が持ち込んだ個体が増えたとされる。2010年代に「住民より猫が多い島」 としてSNS・海外メディアで取り上げられ、観光客が殺到。狭い港に観光客が集中することによる住民生活への影響、 無秩序な餌やりによる栄養過多・繁殖加速、猫同士の感染症拡大などが深刻化した。これを受け、公益財団法人どうぶつ基金等の 協力で2018年以降に島内ほぼ全頭の不妊去勢手術が完了。以後は新規出生がほぼなくなり、頭数は緩やかに減少している。 島の生活と猫の福祉を守るため、現在は観光目的の訪問を控えるよう関係者から繰り返し要請されている。 「猫を見に行く島」ではなく、「過密な猫が抱えてきた問題の象徴」として理解することが大切。