岡山県笠岡市・笠岡諸島の南端に位置する小さな漁師町の島。木造校舎、石垣の路地、瀬戸内の穏やかな海。映画『瀬戸内少年野球団』のロケ地としても知られ、町並みに溶け込む猫たちが旅人を迎えます。
| 所在地 | 岡山県笠岡市真鍋島 |
|---|---|
| 面積/周囲 | 約1.48㎢ / 約7.6km |
| 住民数 | 約140名(2024年現在、高齢化が進む) |
| 猫の数 | 推定数十匹(地域猫として島民が見守り) |
| アクセス | 笠岡港から三洋汽船「フェリーまなべ」または旅客船で約70〜90分 |
| 船便 | 1日3〜4便(笠岡〜真鍋島・寄港地経由) |
真鍋島は岡山県南西部・笠岡諸島の有人7島のうち最も南に位置する。中世には村上水軍ゆかりの拠点でもあり、 江戸期以降は漁業と石材加工で栄えた。明治建築の旧木造校舎(真鍋中学校・現在は休校)が残り、 篠田正浩監督『瀬戸内少年野球団』(1984年)など複数の映画ロケ地としても使われてきた。 集落は本浦地区と岩坪地区の2か所に分かれ、石垣と細い路地が入り組むレトロな景観で 「瀬戸内のジブリ」とも呼ばれる。住民は高齢者が中心で、定期航路と高速船が島の生命線。
真鍋島の猫は、漁港・港の待合所・本浦の路地・廃校周辺などに点在する。漁師町に古くから棲みついた猫が 世代を重ねており、住民との距離が近い。観光客が増えた2010年代以降、SNSで「猫の島」として紹介される ことが増えた一方、住民の高齢化により世話が行き届きにくくなる課題もある。地元では不妊去勢手術の 取り組みが進められ、頭数は近年安定傾向。来訪者の餌やりは島内ルールに反する場合が多く、 「猫の写真を撮りに来る人」と「島の生活を尊重する旅人」のバランスが現在の課題。 島には商店も限られるため、訪問は計画性を持って行う必要がある。