ねこのフォーラム飼い主の部屋
ねこのフォーラム ねこのフォーラムOWNER'S ROOM AIM署名
SYMPTOMS / 全身

体重減少・食欲不振

毎日見ているからこそ気づきにくい、ゆっくりとした体重の減少。シニア猫では「年だから痩せた」と見過ごされがちですが、慢性腎臓病・甲状腺機能亢進症・糖尿病・腫瘍など、重要な病気のサインのことが多くあります。

症状体重食欲シニア
監修
【監修者調整中】獣医師
所属:【調整中】動物病院 / 専門:内科一般
略歴:【監修者確定後に略歴1行を記載】
監修日:2026年4月23日

1. 体重を「測る」習慣

見た目では1割の体重減少でも気づかないことが多いため、月1回の体重測定をおすすめします。猫を抱いて人用体重計に乗り、自分の体重を引く方法でも十分です。記録はスマホメモやアプリで月単位の推移を見ましょう。

2. 受診すべき体重減少の目安

この変化があれば動物病院へ
  • 1か月で体重の5%以上減少
  • 3か月で10%以上減少
  • 食欲があるのに痩せていく
  • 背骨や腰骨が触れて目立つようになった

3. 食欲不振の3つのパターン

(1) 急性の食欲廃絶(24〜48時間まったく食べない)→ 脂肪肝※1リスクがあるため緊急受診。(2) 徐々に量が減る → 慢性疾患のことが多い。(3) ムラ食いになる → 口腔内の問題(歯周病・口内炎)や胃炎の可能性。

※1 脂肪肝(肝リピドーシス):絶食状態で肝臓に脂肪が蓄積し、肝不全に至る猫特有の重篤な病気。

4. 疑うべき主な疾患

慢性腎臓病シニア猫の最頻病。15歳以上の約80%
甲状腺機能亢進症食欲はあるのに痩せる典型例
糖尿病多飲多尿を伴う体重減少
腫瘍(リンパ腫等)消化器型は嘔吐・下痢を併発
歯周病・口内炎食べたいのに痛くて食べられない

5. 家でできる栄養サポート

受診までの間、温めて香りを立てる・ウェットフードに切り替える・少量頻回を試します。絶対に絶食させないことが原則です。療法食や強制給餌の判断は獣医師指示のもとで行いましょう。

本記事は一般的な情報です。体重減少と食欲不振はさまざまな疾患のサインです。早期発見・早期治療のため、判断に迷ったら必ずかかりつけの動物病院にご相談ください。

次に読む