湘南の代表的観光地でありながら、参道脇・サムエル・コッキング苑・岩屋周辺などに猫が定着。年間約1,800万人の観光客と暮らす島の猫たちは、地域ボランティア「えのねこ」によるTNR(不妊去勢)活動で頭数管理が続けられています。
| 所在地 | 神奈川県藤沢市江の島 |
|---|---|
| 面積/周囲 | 約0.38㎢ / 約4km |
| 住民数 | 約290名(2024年現在) |
| 猫の数 | 推定50〜100匹(地域ボランティアが管理把握) |
| アクセス | 小田急片瀬江ノ島駅・江ノ電江ノ島駅・湘南モノレール湘南江の島駅から徒歩。江の島大橋で陸続き |
| 年間観光客 | 約1,800万人(藤沢市観光統計) |
江の島は神奈川県藤沢市に属する周囲約4kmの陸繋島。江島神社(辺津宮・中津宮・奥津宮)を中心とした 古くからの信仰の地であり、富士山と相模湾を望む景観から葛飾北斎・歌川広重らの浮世絵にも描かれてきた。 明治期には英国人実業家サムエル・コッキングが庭園を造成し、現在の「江の島サムエル・コッキング苑」と 展望灯台「シーキャンドル」につながる。陸繋島ながら自動車の通行が可能で、年間約1,800万人を集める 首都圏屈指の観光地である一方、島内中央部は今も住宅地として住民が生活している。
江の島の猫は、もともと土産物店や民家で飼われていた猫が外で増えた経緯と、観光客による遺棄の両方が背景にある。 参道、辺津宮裏、サムエル・コッキング苑、稚児ヶ淵・岩屋周辺で見かけることが多く、観光客にも慣れた個体が多い。 2010年代以降、地元ボランティア団体「えのねこ」を中心にTNR(捕獲・不妊去勢手術・元の場所に戻す)が継続的に行われ、 近年は新規出生がかなり抑えられている。一方で、無責任な餌やりによるゴミ問題、観光客の追いかけ・抱き上げによる ストレス、車道への飛び出しによる交通事故などは依然として課題。撮影目的の来訪者には、猫の生活リズムと 住民の生活への配慮が強く求められている。